坂東病院
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256列ヘリカルCT装置(フィリップス社製 256列 マルチスライスCT 「BrillianceTM iCTiDose」)

検査時間の短縮と被ばく量を低くすることが可能なシステムの採用により、これまでのCT検査の半分以下の被ばく量で検査することが可能になりました。
肺CT検査は約10秒程度で撮影が終了します。

256列ヘリカルCT装置
    このCT装置では以下の特殊な検査が可能です。
  1. 心臓CT検査(造影検査が必要)
  2. 血管造影CT検査(造影検査が必要)
  3. 大腸仮想内視鏡検査
  4. 仮想気管支鏡検査

造影検査について

  1. 造影検査とは、臓器の内部を詳しく検査するために造影剤を体内に注入し、画像の濃淡差をつけて画像にする方法です。
  2. 今回あなたがお受けになる検査では、ヨード系造影剤という検査薬を使用する予定です。造影剤を使って、より正確な診断が可能となりますが、次のような副作用が起こることもあります。
  3. 軽い副作用:吐き気・頭痛・動悸・かゆみ・くしゃみ・発疹・注射部位の痛みなどです。これらは治療を必要としないか、1〜2回の投薬や注射で回復します。これらが発生する頻度は、100人に1人以下です。
  4. 重い副作用: 呼吸困難・意識障害・意識障害・ショックなどです。このような副作用は、救命処置・入院などが必要で、場合によっては後遺症が残る可能性があります。このような重い副作用が発生する頻度は、約2.5万人に1人以下です。病状や体質によっては、数10万人につき1人の割合で、死亡することもあります。
  5. 遅発性副作用: 造影剤を使用の1時間後から数日後にかけて、発疹・かゆみ・吐き気・脱力感・むくみ・めまい・頭痛などの副作用が発生することがありますが、通常は自然に回復します。
  6. CT検査では、機械を使って造影剤を自動的に注入します。注入直後に体が熱くなることがありますが、直接の刺激で特に心配ありません。また、血管外に一部の造影剤がもれることがあります。注射部位が腫れたり、痛みを伴うこともあります。ほとんどの場合は時間がたてば自然に吸収されますので心配いりませんが、もれた量が非常に多い場合には処置が必要となることもあります。